カテゴリ:龍神



22日 9月 2016
 1年の内に2回だけ、特別な事が体験できる場所があります。それが七面山。七面山は山梨県身延にある山で、山頂手前の敬愼院には宿坊があります。この山は日蓮宗の総本山である久遠寺のある身延山の裏鬼門を護っていて、ここの池には日蓮宗の守護神である龍神(七面様)が棲んでいると言われています。この池の表面を眺めていると、何故か風もないのに水面が波立って、動いているんです。それはまるで龍が水の中を泳いでいる様にも見えます。  宿坊はお寺の宿泊所であるため、単なるホテルや山小屋とは違います。朝夕にはお勤めに参加することもでき、ご本尊のご開帳もあります。私は別に日蓮宗ではありませんが、それでも普段は見ることが出来ないものであるだけに、ついつい見入ってしまいます。  そしてもう一つのこの山のポイントは、富士山が目の前に見えることです。更に春分の日と秋分の日には富士山頂から昇った朝陽(ダイヤモンド富士)が敬愼院の本堂に差し込むと言われています。